photo: Kasia Los
作品
「アクティビストのカラオケルーム / Activist Karaoke Room」 2023年 ソファ2台、塗装付ミラーボール、オリジナルカラオケ映像入りテレビ画面、マイク、テキスタイル
「気候危機抗議カラオケ / Climate Protest Karaoke 」 2020年 映像
「新愛国歌集 / New Patriotic Song Book」 2018年 映像
「地球はまだ滅んでいない / The Earth is not yet lost」 2020年 アクリルスプレー、ポリエステル [85x830cm]
「地球はまだ滅んでいない / The Earth is not yet lost」 2021年 映像 [2:50]
「歴史は全てを歪める / History Distorts Everything」 2020年 映像
「元気でいてね、お嬢さん / Stay in Good Health, Girl」 2020年 木綿、刺繍、木枠 [65x56cm]
「自分が毒だって分かっているでしょ? / Don’t You Know that You’re Toxic?」 2023年 羊毛 [130x67cm]
「パンと薔薇 / Bread and Roses」 2023年 木綿、刺繍 [130x205cm]
「セーラースターソング / Sailor Star Song」 2022年 映像 [1:49]
コンセプト
「気候危機抗議カラオケ / Climate Protest Karaoke 」
ブリトニー・スピアーズやABBA、ベアタ・コジドラクらのヒット曲の一部を改変し、帰国変動への抗議感情を表現した。ラジオから流れてくるヒット曲は、しばしば失恋のエピソードを語る。それが、ほんの少しのことで、突然、時代の重みを背負ったプロテストソングになる。私たちは、商業化された資本主義文化に属する音楽を遮り、地球と共に怒り、泣く。10代の頃に聞いていた歌を歌うことで、過去の青春へのノスタルジアを、すでに取り返しのつかないことになっている気候変動への悲しみに変えるのだ。このプロジェクトは2019年の未来文化フォーラムで発表し、ワルシャワ近代美術館レジデンスの一環としても発表した。インスタグラムでのカラオケの記録も公開している。
「新愛国歌集 / New Patriotic Song Book」
ポーランドで女性に参政権が与えられたのは、独立回復と同時期だった。独立の祝賀ムードは影を潜め、ポーランドは世界で初めて、性別に関係なく国民の政治的平等を認めた国のひとつとなった。この2つの重要な歴史上の出来事は、互いに競い合う必要はない。愛国心のある歌を歌うことは、団結力をもたらし、記憶のための人気の習慣の一つである。私たちは子供の頃から国歌を学び、しばしば全く無意識に口ずさんでいるが、自分が繰り返している言葉の意味についてほとんど考えることはない。
プロフィール
“ワルシャワ美術アカデミーのメディア・アート科で出会った3人で2018年より活動。個々に活動を続けつつ、友情と社会的関与芸術の必要性から結びついている。作品はアイデンティティ、歴史、記憶、ジェンダー、フェミニズム、エコロジーなどと関わり、シスターフッドと現実を変える芸術の力を信じる。最初のプロジェクト《新愛国歌本》(2018-)は現在も継続中であり、2018年若手狼賞受賞。複数のポーランドと海外の展覧会とプロジェクトに参加。日本では、2021年「Lost in Translation」展(京都市立芸術ギャラリー@KCUA)、「Study」参加。
展覧会
会場
イベント
「コレクティヴ・ワスキと一緒にカラオケを歌おう!」
日本語・英語・ウクライナ語・ポーランド語の曲が入ってます!歌声で革命を起こしましょう!
日時:1/28(土)16:00~18:00、1/29(日)16:00〜19:00
出演者:コレクティヴ・ワスキ(ユリア・ゴラホフスカ、ヤゴダ・クフィアトコフスカ、下村杏奈)
会場:船場エクセルビル 4F