©Yoshiro Masuda
作品
「あれの話」
制作年:2023年
素材:インクジェットプリント 3点
コンセプト
展示会場の各フロアを繋ぐ階段の踊り場に3枚の写真が設置されている。よく知られたあの名画にも似た光景は、人の頭上にある石のようなものについての想像を誘う。京都や木津川あるいは島々から運ばれた矢穴石か。はたまた民話に登場する鳥を食らう蛙石か。それともただの風船か。これは重さを試し測る占い石のように、時代の行く末をあなたに問いかけているのかもしれない。
プロフィール
1991年和歌山生まれ。2017年京都市立芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻構想設計修了。人や自然、物事との関係や距離に興味を向けて、自身の体験を手がかりに、映像やパフォーマンスなど様々なアプローチによる探求の旅を続けている。プロジェクトに南方熊楠の哲学思想を追った「まんだらぼ」や川の生態を観察する「高瀬川モニタリング部」などがある。近年の展覧会に「点る山,麓の座」国際芸術センター青森(青森,2022)個展、「紀南アートウィーク2021」南方熊楠顕彰館(和歌山,2021)、「群馬青年ビエンナーレ2021」群馬県立近代美術館(群馬,2021)などがある。
展覧会
会場